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歯科衛生士のコーナー

23年11月

北診療所健康まつりに参加しました

2023年10月29日(日)「北診療所健康まつり」に生協王子歯科から職員4名が参加しました。
コロナのため、4年ぶりの開催となりました。
北診療所は、数年内に建て替えを予定しているので、この診療所での参加は最後になるかもしれません。
今年は、焼きそば、パン、バザー、ビンゴ大会など、内容が盛りだくさんでしたが、パンがおいしそうでした。買おうと思っていましたが、早速売り切れていました。

「健康まつり」と言えば、物品やバザーだけでなく、健康チェックです!
健康を第一に考えている組合員さんや、一般の方々が続々と健康チェックにいらっしゃっていました。

今年の健康チェック表です。

このチェック表内に「お口の酸性度」を計測する項目があり、参加者の方に口腔内の酸性度の計測をしてもらいました。
まず、専用のシートに唾液を含ませます。

色が出てきたところで、先生が酸性度を判定し、現在のお口の状況を個々に説明しました。

酸性度が高いと、シートが黄色い色になり、虫歯になりやすいお口の状況という事になりますが、チェックをされた方は、酸性度が低い方が多く、中性を示している方が多かったです。
現在のお口の状況に満足していない方もいらっしゃいましたが、歯に対して気を付けている方が多く、口をみるとその人の健康状況も見えるというのがよくわかりました。
希望者の方には診療室内で行っている舌圧測定を行い、生協王子歯科で行っている「口腔機能低下症」の取り組みをお話ししました。
また物品販売も行い、歯磨剤、歯ブラシ、キシリトールガムを8の日価格より安い健康まつり価格で販売し、ほぼ売り切れで盛況で終わることができました。

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23年9月

新入職員紹介

はじめまして。
今年の4月から生協王子歯科に入職しました、歯科衛生士の中山です。
今年で歯科衛生士歴13年目になります。
これまで、歯科矯正・口腔外科・インプラント治療などに携わってきました。
この経験を生協王子歯科で生かして患者様により良い歯科治療を提供できるように努力してまいります。

出身は埼玉県で、趣味は旅行です。
特に北海道と沖縄が好きで、それぞれ年に1回は必ず訪れます。
旅行に行ったら、海や湖でSUP(スタンドアップパドルボードの略)という、アクティビティをします。
サーフボードより少し大きいボードの上に立ち、パドルを漕いで水面を進みます。
水面と同じ位置を遮るものなく進んで行くのがとても気持ちいいです。
皆さんも興味を持っていただけたら嬉しいです。

いつも明るく元気に診療しています。
生協王子歯科にお越しの際は、お気軽に声をかけてください。

これからよろしくお願いいたします。

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23年7月

先月6月から北区歯周病健診、口腔機能維持向上健診が始まりました。

歯周病検診の対象の年齢の方は

  • 30歳の方(平成5年4月1日から平成6年3月31日生まれの方)
  • 35歳の方(昭和63年4月1日から平成元年3月31日生まれの方)
  • 40歳の方(昭和58年4月1日から昭和59年3月31日生まれの方)
  • 45歳の方(昭和53年4月1日から昭和54年3月31日生まれの方)
  • 50歳の方(昭和48年4月1日から昭和49年3月31日生まれの方)
  • 55歳の方(昭和43年4月1日から昭和44年3月31日生まれの方)
  • 60歳の方(昭和38年4月1日から昭和39年3月31日生まれの方)
  • 65歳の方(昭和33年4月1日から昭和34年3月31日生まれの方)
  • 70歳の方(昭和28年4月1日から昭和29年3月31日生まれの方)

口腔機能維持向上健診の対象年齢の方は

  • 75歳の方(昭和23年4月1日から昭和24年3月31日生まれの方)
  • 77歳の方(昭和21年4月1日から昭和22年3月31日生まれの方)
  • 79歳の方(昭和19年4月1日から昭和20年3月31日生まれの方)
  • 80歳の方(昭和18年4月1日から昭和19年3月31日生まれの方)
  • 81歳の方(昭和17年4月1日から昭和18年3月31日生まれの方)
  • 83歳の方(昭和15年4月1日から昭和16年3月31日生まれの方)
  • 85歳の方(昭和13年4月1日から昭和14年3月31日生まれの方)
  • 87歳の方(昭和11年4月1日から昭和12年3月31日生まれの方)
  • 89歳の方(昭和 9年4月1日から昭和10年3月31日生まれの方)
  • 91歳の方(昭和 7年4月1日から昭和 8年3月31日生まれの方)
  • 93歳の方(昭和 5年4月1日から昭和 6年3月31日生まれの方)
  • 95歳の方(昭和 3年4月1日から昭和 4年3月31日生まれの方)
  • 97歳の方(大正15年4月1日から昭和 2年3月31日生まれの方)
  • 99歳の方(大正13年4月1日から大正14年3月31日生まれの方)
  • 101歳の方(大正11年4月1日から大正12年3月31日生まれの方)
  • 103歳の方(大正 9年4月1日から大正10年3月31日生まれの方)
  • 105歳の方(大正 7年4月1日から大正 8年3月31日生まれの方)
  • 107歳の方(大正 5年4月1日から大正 6年3月31日生まれの方)
  • 109歳の方(大正 3年4月1日から大正 4年3月31日生まれの方)
  • 111歳の方(明治45年4月1日から大正 2年3月31日生まれの方)

歯が痛くないと歯科に行きたくないですが、健診を利用することで虫歯の早期発見をすることができ痛みが少なく治療ができます。歯周病も定期的に歯石を除去したり歯垢を歯ブラシで落とすことで防ぐことができます。口腔機能が低下してくると食べこぼしやムセ、低体重となり、転倒、入院、歩行困難になると生活のQOLが低下してしまいます。
人生100年時代なのでいつまでも元気ハツラツといたいものです。



5月20日に王子生協病院にて土曜日糖尿病教室が開催されました。

講義の内容は

  • 内科医師の佐藤温洋先生 「糖尿病について」
  • 野中理学療法士 「簡単な運動をしましょう」
  • 吉田管理栄養士 「自分に合った食事を知ろう」
  • 糖尿病についての基本的な話からなぜ治療をしなければならないかなど

糖尿病の診断基準は

  • @ 早朝空腹時血糖値126mg/dl
  • A 75gブドウ糖負荷試験で2時間値200mg/dl
  • B 随時血糖値200mg/dl
  • C HbA1cが6.5以上

@〜BのいずれかとCが確認されると糖尿病と診断されます。

糖尿病の合併症は網膜症 腎症 神経障害がありますが血糖コントロールで予防することができます。
運動療法では、椅子に座っている状態で腕の上下運動、膝伸ばし運動、足踏み運動をそれぞれ一分間しました。実際に体を動かすことで座っていても運動ができることがわかりました。
食事療法では適正体重を知ること 身長(m)×身長(m)×22  標準体重の計算式 食事の基本は朝昼晩規則正しく食べること、腹八分目にする、よく噛んでゆっくり食べる、 食物繊維をとる、野菜や、海藻から食べるなど教えてもらいました。
日本人の4千万人が糖尿病予備軍といわれ3百万人が糖尿病と言われているそうです。
予備軍が多くを占めていますので健康の為にもだらだらと生活するのではなく一日を大事に過ごしたいと思いました。

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23年5月

世界の歯科事情

先日患者さんとのお話で話題に上った日本と外国の歯科事情についてちょっと調べてみました。
先ず日本の歯科について、日本には国民皆保険制度が導入されており国民全員が公的医療保険に加入し、いつでもどこででも窓口負担だけで医療を受けることができます。
月々の負担金はありますが、国が認めた技術知識を持ったスタッフのいる医療機関にかかれます。
よその国ではどうでしょうか

日本の医療保険は独自なもののようです。
民間の医療保険がある国もあるようです。その場合は保険会社の指定の医療機関でないと保険が利かない事もあり、旅先などでは安心してかかれませんね。
歯科治療の違いはどうでしょうか
治療自体に大きな変わりはないようですが、一番違うのは考え方の様ですね。

アメリカの歯科医院は細かく細分化しており、神経の治療はここ、削ってかぶせるのはここ、抜くのはこちら、といった感じで一本の歯でもそれぞれの専門の歯科医院をはしごして治療をすすめるようです。また、加入している保険によって歯科医院も限定されるようです。

お隣の韓国は審美歯科が多いようです、美容大国といわれるだけありますね。
審美はいわゆる見た目のことです、白くてきれいな歯並びに仕上げたり、ホワイトニングと言って歯自体の色を白くする治療も進んでいるようです。

中国は広いですから都市部と地方の差がはげしいようですね。

オーストリアは国民保険でほとんどの治療が賄えているようです。つまりほとんどお金がかからない。歯科医師の判断で日本では自費治療の範囲の矯正治療も受けられるケースもあるようです。

ドイツでは口腔衛生をしたという証明書が義務付けの保険があったり、フィンランドではキシリトールガムを国での導入に決めたようです。

歯科先進国のスウェーデンは19歳以下の歯科治療が無料だったり、予防歯科(歯を守る為の掃除や薬剤塗布)の受診が義務化しているそうです。

保険がないと治療に莫大な費用がかかる事情もありますが、どこの国でも共通しているのが予防にとても力を入れているということです。

70歳で残っている歯は、スウェーデンは24本、日本は16本、歯周病の罹患率がスウェーデンは20%台であるのに対して日本は80%以上と、出遅れています。
日本人はキレイ好きで勤勉な国民性なのに歯に対しての意識が低いのは残念です。
今からでも遅くありません、生きる源、食物の入り口である口を整えて、この先の食生活を豊かなものにしませんか、保険診療でお手伝いできますよ。

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23年3月

いつでも、どこでも、だれもが、お金の心配なく歯科治療が受けられるために

 厳しい寒さも少しずつ和らぎ、暖かい春が近づいていることを感じます。
 生協王子歯科では1月〜5月まで署名活動を行っております。

 『保険でより良い歯科医療の実現を』を求める請願署名のお願いです。

 お口の健康は全身の健康に大きく関わります。しかし歯科治療の現状は、保険治療で適応される治療や材料、予防処置には制限が多く、思ったように治らない。今の口腔内に不満を感じている方もいらっしゃると思います。
 また窓口負担を気にされて十分な歯科治療が受けられない方もいらっしゃいます。
誰もが失った口腔内の健康を失った分、元に戻す事ができるようになる歯科治療を、また虫歯や歯周病といった2大疾患にならないための最先端の予防が保険治療でできる事を願います。

 署名は6月に国会に提出いたします。ご賛同いただける方、是非ご協力よろしくお願い申し上げます。

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23年1月

あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします!

コロナウィルスの感染が拡大して落ち着かないまま新しい年が始まりましたが気持ちを新たに、体もお口も健康で1年を過ごしたいものですね。
それには、ご自分の歯をできるだけ長く使うための定期的な治療「SPT」をお勧めします。

歯医者さんが勧める「SPT」ってなぁに?

今回は「SPT」についてお話しします。
SPTとはサポーティブペリオドンタルセラピーの略で保険用語では「歯周病安定期治療」といいます。
歯周病治療後の病状安定となった歯肉の状態を維持しこれ以上歯周病が進行しないようにするための治療です。

内容は・・・


@歯石除去

Aポケットの深い部分の歯の根の表面の
 歯石の除去や深いポケットの中の汚れを取る

B歯の表面の清掃

C患者様ご自身でも歯ブラシ、歯間ブラシ、
 フロスなどを使用してプラークコントロール
 ができるようになるために指導します。

定期的に歯周病検査を行いポケットの数値が大きくなっていないか、歯肉の炎症の度合が大きくなっていないか確認し、また、レントゲンで歯の周りの骨の状態が悪くなっていないか、わずかな歯周組織の変化を見逃さないようにみています。


必要なら着色を除去したり、かみ合わせの調整、虫歯予防のフッ素を塗布しています。

☆歯周病は油断するとすぐに再発してしまう病気です。
プロフェッショナルケアとセルフケアで自分の歯を長持ちさせて、一生自分の歯で美味しくご飯が食べられるといいですね。

お口の事で何か気になる事があれば歯科医師・歯科衛生士にお気軽にご相談下さい。

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