歯科衛生士のコーナー
15年12月
12月担当の渡辺です。
今年も残り後1ヶ月になりました。1年経つのは早いですね。
11月8日(日)に、生協北診療所の「健康まつり」が行われました。
当日は朝から冷たい雨で人が集まってくれるか心配でしたが雨の中たくさんの方が来てくれました。
外ではくじびき、職員による模擬店で賑わっていました。
雨が強くなってきましたが、熱気あふれる様子がとても印象的でした。
心がこもった手作り品は毎年好評で、すぐ完売してしまいます。
私もお赤飯を購入しおいしくいただきました。
私達歯科も歯ブラシや歯磨き粉をおまつり価格で販売し、野口歯科医師による歯科相談を行って参加しました。
入所している方が次々と輪投げを楽しみに来ていて輪投げ待ちの列ができていました。
ゲットした商品を嬉しそうに持ち帰る姿が心に残りました。
ちなみに本橋衛生士も輪投げを楽しんでいました。しっかりお目当てのぬいぐるみを娘さんのおみやげにゲットしていましたよ。(笑)
今年も組合員さんと職員が力を合わせて一緒に「健康まつり」を成功させ楽しくできました。元気な組合員さんにたくさんパワーをもらい職員も元気になり明日への活力にしたいと感じました。
15年11月
11月担当の東野です。
ようやく過ごしやすい季節になったと思ったら、夕方薄暗くなる時間の早さに驚くこの頃です。
さて、雲一つない快晴でありながら木枯らし1号も吹いた10月25日、王子生協病院の「健康祭り」が行われました。
毎年、近くの公園で開催され、ステージでの発表や職員や組合員さんによるお店が並びます。
生協王子歯科ではステージで「8020表彰」、歯科コーナーでは歯ブラシ販売・歯科相談・お口の健康チェックを行いました。
8020表彰は毎年恒例企画で、日ごろ生協王子歯科に通ってくださっている患者さんの中から今年は4名の方を表彰させていただきました。
お口の健康チェックコーナーでも今年初めて咬合力ガムを使ってのチェックも行いました。
緑色のガムを2〜3分噛んでガムの色の変化を見ます。
20本以上残っている方はその状態を維持して、残っていない方でもきちんと合った入れ歯やかぶせ物を入れてしっかり噛めるようにして、食欲の秋を楽しみましょう!
15年10月
10月になり過ごしやすい季節になりました。
10月になり過ごしやすい季節になりました。歯科衛生士の林です。
北区の歯周病健診が9月1日から始まり一ヶ月がたちました。
40 45 50 55 60 65 70 75 80歳の節目の健診になり、お口の中全体のチェックと、何本か歯と歯茎の間の測定を行います。
9月からの健診で、前回も5年前に健診を受け、虫歯はなく次回、歯石取りの予約をした方や、前回の治療から5年たち、健診でいらした方がいました。少し歯周病が進み歯と歯茎の数値が深くなり、動いている歯も何本かありました。健診の結果をお伝えし今の歯の具合を知ってもらい、次の予約で歯周病治療をしていくことになりました。
歯周病は痛みを伴わず、知らない間に進行していく病気です。歯石などを取らないでそのままにしていると、いつの間にか、歯がグラグラして、たまに腫れることを繰り返し、最終的には歯が抜けてしまいます。
健診をすることにより、今の歯ぐきの状態がわかり、処置を行えば、食べ物を良く噛むことができ、健康につながると思います。
診療台は全部で10台あり、窓に面しているので、明るいです。
使用器具の滅菌もしっかりと行っているので、安心して、治療を受けてもらえます。
初めて行く歯医者は不安だと思いますが、健診を通して診療室の中を見ていただくだけでもいいので、予約をしてみてください。
15年9月
木曜日糖尿病教室を行いました。
こんにちは、9月担当の山アです。
9月と言えば食欲の秋ですね。これからおいしい物が沢山出てくる季節なので食べ過ぎや、血糖値が気になる方も多いのではないでしょうか?
血糖値が高い!と聞くと糖尿病を思いだします。
最近は、糖尿病や歯周病を患う患者さんが多くなってきており、現代病とも言われています。
私と前田先生は、王子生協病院との連携で糖尿病チーム会議に出席しています。
病院のいろんな職種の方と糖尿病について学習をしたり、患者さんの報告を行ったり、学習会の開催を決めたり...というようなことを行っています。
毎月7回、曜日は不定期で午後の時間に王子生協病院で糖尿病教室を開催しています。
8月27日(木)に行った木曜日糖尿病教室では、歯周病がよくなれば、糖尿病もよくなる!という題名でこの日は歯科の当番で私と前田先生で講師をさせていただきました。
題名のように、歯周病と糖尿病は密接な関係だそうです。
前田先生が講義を行い、私がブラッシングの説明やハブラシの選択方法を説明しました。
残念ながらこの日の出席人数は2名でした。
15年8月
8月担当の伊東です。
夏の暑さで体調を崩してはいませんか?
こんな時期に口内炎ができる方は多いのではないでしょうか?
あの痛い口内炎!!!
口内炎にも種類がありますが、よくあるのがこのタイプ
アフタ性口内炎
・・・あるある!
通常、口の中の傷は治るのが早いのですが、免疫力が下がると口内炎になりやすいようです。
疲労や免疫力の低下が原因?
原因はさまざまですが
- 不規則な生活習慣(特に寝不足)
- 疲れやストレス
- 暴飲暴食
- ビタミン不足
など積み重なってできやすくなると考えられています。
「アフタ性口内炎」以外にウイルス性など種類がありますが、口内炎は内科的な疾患と関係が深いそうです。歯科でも塗る薬が処方できますが、1日早く治るかな?程度に感じます。(個人的に)
くりかえす口内炎は内科で相談される事もお勧めします。
ちなみに1ヵ月以上治らない口内炎?は要注意です!!
口内炎ではないかもしれません。まずは相談して下さいね。
15年7月
7月担当の本橋です。
先日、コープみらい主催のきらきらひろばで講師として参加させていただきました。
休み明けのとても暑い日でしたが、2歳までのお子さんと妊婦さんにもお越しいただきました。
広い会議室のスペースに小さいお子さんも遊びやすいようマットが引いてあり、おもちゃもたくさん用意されていて、楽しい空間でした。
妊娠期での歯科との関わり方、お菓子の与え方、ハミガキのレッスン方法など、お話させて頂きました。
皆さまお子さんのハミガキには苦労されているようで、切実な声を聞かせて頂きました。
その子にあったやり方が必ずある筈ですが、家族みんなで虫歯予防に取り組むことをお勧めします。
間食はなるべく避ける、甘いジュースを習慣にしない。オヤツには食物繊維を含んだ食品を選び、習慣としてのハミガキ。
家族みんなでハミガキを楽しくすれば自分も…と思ってくれます。
家族みんなで口の中をキレイに保つことで唾液による虫歯菌の感染率も下げる事ができます。
もっともっとお伝えしたい事がありましたが、うまくお話できずにすみません。
もっと聞きたいという方は是非とも歯科を受診して下さい。適切にアドバイスができるかと思います。
定期検診でお子さんの歯科慣れにも役立てることができます。
歯科受診は治療だけではなく、予防や相談でも利用して頂けると幸いです。
15年6月
こんにちは。6月担当の歯科衛生士の渡辺です。
今月は当院で行っている『口元美人トレーニング』の様子を紹介します。
『口元美人トレーニング』とは、「お茶や汁物をとるとムセやすくなったとか」とか、「口の渇きが気になる」などの年齢に伴う口腔の変化をサポートし、食事や会話を楽しみいつまでも若々しい笑顔で過ごせるように、お口の機能を維持し高めていくための簡単なトレーニングです。
先日、赤羽東支部総会でみなさんと一緒にトレーニングをしました。
舌の運動
頬の運動
腕のストレッチ
また、表情筋を鍛える顔ジャンケンはとても盛り上がり和気あいあいと楽しく、みなさんとてもいい笑顔をしていたのが印象的でした。
顔じゃんけん グー
顔じゃんけん チョキ
顔じゃんけん パー
簡単にできるトレーニングなので毎日少しずつでもいいので表情筋を鍛えるトレーニングを実践していつまでも若々しい表情で元気に活動できたらいいなぁと思いました。
15年5月
5月担当の東野です。
4月から新生活が始まった方もいらっしゃるかと思いますが、体調崩されたりしていませんか??
さて、お家で出来る簡単な病気の予防といえば「うがい・手洗い」。
正しくできていますか??
生協王子歯科では毎年職員で手洗いの再確認をしています。
汚れに見立てたジェルを手につけてから手洗いをします。その後その手をブラックライトにかざしてみます。
このジェルは一見透明ですが、ブラックライトを当てると光るので、きちんと洗えてない所が光って見えます。
いつもより念入りに洗った後でも、爪のまわりや指の間に汚れが残っていました。絆創膏のまわりも思いがけない要注意ポイントでした。
再度、光ったところを意識して洗ってみました。
うがい手洗いと同じく、「ハミガキ」も自分で簡単にできる病気の予防です。
一度習慣になってしまえば、年齢を重ねていっても自然にできると思いますので、何年・何十年先の自分の為にハミガキ習慣をつけましょう!
15年4月
4月に入り、新学期や入園、入学の季節になりました。
気温も暖かくなり、気分もいいですね。
2月の後半に北区豊島ふれあい館にて組合員さんと職員の学習会があり70人以上の皆さまが集まりました。
講師の先生は、村田歯科医院院長 黒岩 恭子先生をお招きして「生きる力を引き出す口腔ケア」という、学習会をしました。
黒岩先生はクルリーナハブラシやモアブラシなどの口腔ケアハブラシを開発されました。
黒岩先生はペットボトルの水を口の周りの筋肉を使わずに、一口飲みました。
スムーズに飲み込めず、むせてしまいました。
そこから先生の話が始まりました。
お口の中が乾燥していると口の中が吸い取り紙のようになり、飲めない食べられない状態になります。
また寝たきりの患者さまの場合、口の中をケアしていないと、唾液や痰、食べ物のカスがまじり、口の中にこびり付き、痛くなり、飲食することが出来にくくなります。
痰が絡む時は吸引を行いますが、食道の方まで乾いているので、粘膜も傷つけてしまうことがあります。
口の中にはバイ菌が多くあるので気管に入ると肺炎を起こす可能性があります。
お口の中をきれいにする、乾いた口の中の環境を良くするためには、唾液を出やすくさせるような、「アイウベー体操」などが大切です。
また保湿剤を使いながら、口のまわりの筋肉のマッサージやクルリーナブラシを使い頬の内側、唇の内側のマッサージをします。
モアブラシを用いて舌の清掃、ストレッチなども行います。
前田先生と黒岩先生
先生のスライドの中で口腔清掃によって口の中の汚れをとり、マッサージやストレッチの刺激による機能回復、唾液も出やすくなり、3ヶ月入院していた患者さまが目を開けました。
とお話しがありました。
口の中が潤っていることは、呼吸をするのも楽になるのではないかと思います。
健康で一生自分の口で食べ物を、おいしく味わえるように、歯や唾液の存在を大切にしたいと思いました。
4月担当 林
15年3月
歯科往診に行っています。
こんにちは3月担当の山アです。
3月と言えば、卒業や年度末で忙しい季節ですね。
歯科は年度末も関係なく毎日忙しいです。
当歯科では歯科往診もやっています。
現在、歯科往診担当の歯科医師の橋本暢子先生をお迎えしてもうすぐ1年になります。
一昨年までは、4人の歯科医師が毎週曜日を決めて日替わりで歯科往診をしていました。
昨年4月から3名のDrは診療室を専念することになり、橋本先生に歯科往診を全てお任せすることになりました。
歯科往診をする範囲は北区、足立区、荒川区が主で、ほくと医療生協の診療所や病院からの依頼が多いのが特徴です。
歯科往診は歯科の往診車で行きます。
私たち歯科衛生士は往診準備から片付け、カルテの訪問指導記録記載までおこなっています。
歯科往診は荷物が多く、1つでも忘れ物があるとできない処置もあり忘れ物には十分気を付けています。
同行の際は歯科医師のアシスタントはもちろんですが、口腔清掃や歯石除去、本人やご家族の方に口腔清掃指導なども行っています。
歯科往診をご希望の方はケアマネージャーや担当医師を通して、または当歯科に相談して下さい。
15年2月
皆様こんにちは!2月担当の伊東です。
昨年末に毎年恒例の防災訓練がありましたので報告します。
今回は地震の場合とその後火事が起こった場合を想定して、避難と初期消火の訓練を行いました。
生協王子歯科は、1Fが入口、2Fが受付・待合室・技工室、3Fが診療室となっており、通常患者さんはエレベーターでの行き来となり、スタッフは裏の階段で移動しています。
その為、災害時にエレベーターが使えなくなった場合に車いすの方の避難が以前から課題でした。
裏口へ続く階段はかなり急で狭く、車いすのままでは無理があり、緊急時にはおんぶすることも考えられますが、患者さんの体格もわからない・・・ということで、簡単に使える担架を購入しました。
訓練の様子を消防署の方にチェックしてもらい、終わった後でコメントをいただきました。
訓練でもいざ始まるとどう動いていいのか困ってしまい、これが実際の緊急時となったら、もっと慌ててしまうと思います。消防署の方からも、指令を出す人をしっかり決めて動くことが大切とアドバイスをいただきました。
毎年行うので、次回の訓練に生かしつつ、もちろん災害はいつ起こるかわからないので、落ち着いて動けるよう改めて防災マニュアルを確認しておきたいと思います。
15年1月
一月担当の本橋です。
あけましておめでとうございます。
本年も生協王子歯科をよろしくお願いします。
先日私が講師をさせて頂いた保健学校で出た質問に答えさせて頂きます。
ご質問は「歯に良い食べ物はなんですか」とのことでした。
何でもバランスよく美味しく食べて頂けるのが歯にも体にもよいのですが、虫歯や歯周病になりにくい、となりますと最近話題になっているのがチーズです。
食事をすると口の中の菌が食べ物の糖分を分解して、酸を出します。
歯の表面に酸が付着すると、歯の表面からミネラルやイオンなどが流れ出し、歯の表面が弱くなります。そして、長い時間口の中が酸性に傾いていると弱くなった歯をさらに溶かし虫歯になるのです。
チーズを食べるとチーズに含まれるミネラル分が唾液の中にあふれだし、口の中のアルカリ性が強まり、酸の働きを弱める効果があるそうです。
最新の研究では、チーズに多く含まれている成分が歯の再石灰化(一度は歯から溶け出たミネラルやイオンが、再び歯の表面を修復する作用のことを再石灰化と呼んでいます。)を助ける働きがあるそうです。
ちなみにチーズはハードタイプ(水分が38〜32%)がお勧めで、食後に2,3口よく噛んで食べると効果的だそうです。
歯周病にはヨーグルトの中に入っている乳酸菌が効果的とも言われているようです。
歯周病とは、元々口の中に居る歯周病菌が住みよい環境で増えてしまうと、歯ぐきを腫れさせ、歯を支える骨を溶かしてしまう病気です。
口の中にはいわば善玉菌悪玉菌がいるのですが、乳酸菌はその善玉菌の手助けをしてくれるそうです。
乳酸菌に因んだ歯周病予防商品も発売されているようですね。
どちらも手軽に行えるむし歯・歯周病予防ですが、お口の健康には定期的な専門家のチェックと正しい歯みがきが効果的です。お気軽に歯科に歯みがき指導を受けにいらしてください。