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歯科衛生士のコーナー

20年12月

コロナ「第3波の襲来」!!
〜でも歯科医院での感染はゼロ〜

こんにちは。12月担当の渡辺です。
新型コロナウィルスの感染拡大で、まだまだ落ち着かない日々が続いていますね。
毎日報道される感染者の数に敏感に反応してしまうのは私だけではないと思います。
「歯科医院はコロナの感染リスクが高い」といういくつもの報道で不安を感じ受診を控えていた方も多いと思います。
でも、そんなことはありません。
歯科医院は、感染予防対策をしっかり行っています。
新型コロナウィルスだけでなく、ノロウイルスなど私たちの身の回りにある感染を引き起こす可能性のあるウィルスに対してさまざまな対策を行っています。また、職員全員が共通の認識を持って気を付け感染対策を行っています。

  

当院では、オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)による滅菌の施行、消毒アルコール、次亜塩素酸ナトリウムによる消毒の習慣はコロナ以前から身についていました。

  

このような「標準予防策」に加え、待合室や診療室での人口密度をできるだけ小さくし、手洗いやうがい、発熱など感染が疑われる患者さんの診療を避けるための体温測定や十分な換気を行うなど患者間での感染や、医院内での感染拡大が起きないように細心の注意を払っています。

間違った報道は信じず、コロナの影響で受診を控えたことで歯を失わないためにもまず歯科医院で口腔内の状態を確認して定期的なクリーニングを行う必要があります。
歯が痛くて食事ができなくなったら、免疫力が低下し身体の状態を健康に保つことができません。お口の中の衛生状態を改善し、食べる機能を整えコロナに負けない身体を保ちましょう。

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20年11月

生協王子歯科での歯科衛生士業務4

こんにちは。11月担当の山崎です。

この季節は、おいしい物が沢山ありますね。
しかし朝晩の冷え込みが厳しく、日が短くなったので一日が短く感じます。
私達の仕事は毎日、時間との闘いで、仕事をしている時間があっという間に過ぎてしまい、時間がもっと長くなって欲しいと思います。
今月は、生協王子歯科での歯科衛生士業務を紹介します。

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出勤後、消毒液を作り、診療台の点検・ハンドピース類の水出しを行います。

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水出しが終わったら、出勤者で全体ミーティングを行い、更に担当歯科医師と一日の予約状況や患者さんの診療の共有を行います。

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診療開始後、1名の歯科衛生士が前日の診療で使用して洗浄が終わった器具を取り分けて滅菌します。

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滅菌業務終了後、診療に入ります。
こちらは診療補助で患者さんの歯周ポケット検査を行っているところです。
歯科衛生による診療の時間は30分または1時間です。

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診療終了後、患者さんのカルテに当日行った内容や指導の記録を書き、更に電子カルテに時間内で入力を行います。

  

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更に、歯科医師の診療介助を行なったり、診療で使用した歯や義歯を削合するハンドピース類を機械にかけて滅菌したり、ゴミを分別して捨てに行ったりもします。
週3日は歯科助手さんがいてくれるので集中して診療補助業務に専念することができますが、助手さんがいない日は、助手業務を歯科衛生士が全て行わなければいけないので助手さんがいてくれる有り難みを感じています。
現在、このコロナ禍ですが、急患患者さんが増えており、歯周病健診で患者さんが増えている状況です。
予約の患者さんをお待たせしてしまい、不快な思いをさせてしまうこともあると思いますが、万全な感染予防と体制で診療を行なっておりますので、申し訳ありませんが、ご理解いただけると幸いです。

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20年10月

9月から北区の歯科検診が始まっています

こんにちは、10月担当の林です。

生協王子歯科の入り口です。9月から北区の健診が始まりました。

歯周病検診の対象の方は
  北区にお住まいの40歳、45歳、50歳、55歳、60歳、65歳、70歳です。
          5年ごとの節目の検診になります。
口腔機能維持向上健診の方は
  北区にお住まいの75歳、77歳、79歳、80歳、81歳、83歳、85歳の方です。

口腔機能維持向上健診は咀嚼、飲み込み、口腔乾燥などをチェックし口腔機能が落ちていないか確認いたします。定期的に歯科に通われている方も区の健診は受けた方がいいので、電話で予約の際、健診のはがきがありますと一言お知らせください

お口の機能の低下はなかなかご自身では知ることができません。口のまわりには筋肉が巡っています。体力の低下とともにお口の周りの筋肉も衰えていきます。すると食べこぼしやむせ、栄養が取れなくなる、低体重、誤嚥性肺炎などに繋がっていきます。

口の筋肉を鍛えるには友達と話したり笑ったりする事が一番ですが、今はコロナ禍なのでお友達との楽しい会話は控えなければいけないのでますます口腔機能低下が心配です。 意識的に1人の時間でも口元を動かす事をお勧めします。

日本歯科医師会によるコロナウイルス感染対策のポスターです。 感染に気を付けながら診療をしていきます。

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20年9月

口臭の原因と予防

こんにちは、9月担当の本橋です。

長引く自粛、マスク生活でお口のケアが少しサボり気味になっていませんでしょうか?人との会話も控えている中、悪化しがちな口臭について、少しおさらいしておきましょう。

口臭とは、本人やまわりの人が不快に感じる呼気のニオイで、一時的に強くなる生理的なものもあれば、体の不調由来のものもありますし、食べた物によって生じるものもあります。ストレスが原因のことも。
本当はそれほど臭わないのに本人が強く気にしている心理的なものもあります。

主に原因は口の中に原因あり、その多くは舌苔(ぜったい)と歯周病です。
口の粘膜は皮膚の垢(あか)と同じように、口の中の粘膜の細胞が剥がれ落ちて、舌に白く溜まり腐敗します。これが舌(ぜっ)苔(たい)です。
病気等で流動食だけの食事だと、舌全体に舌苔が厚く溜まり口臭の原因になります。噛んで食事をする事で、唾液も出て舌をキレイにします。
舌ブラシなど、舌苔専用のブラシもあります。
やり過ぎは禁物ですが、適度に刺激を与え唾液の分泌を促すことは口臭予防だけでなく体にも良い影響を与えます。

次に歯周病が原因の口臭もあります。これは予防できます。
歯周病菌が出す匂いが主な原因ですが、歯周病菌を死滅させる事は出来ません。
ですから、歯周病菌の餌であるプラークを減らして、歯周病菌の数を少なくする事が口臭予防に繋がります。
予防の方法は・・・・・・・・・・やはり、はみがきです。
がっかりでしょうか?歯医者のページですから当然と言えば当然の答えです。
しかも、はみがきは口臭予防だけでは無く、虫歯予防にもなります。
刺激を与えるので唾液もでてきます。
正しいはみがきをする為、虫歯や歯周病のチェックの為、是非検診においで下さい。
これまで以上に感染予防に力を入れてお待ちしております。



なお当院では北区歯周疾患健診を受け付けております。
事前に北区から郵便物が届いている方が対象で、9月1日から来年2月1日まで無料で行っています。

この機会にお口を健康に保ちましょう。

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20年8月

歯科往診での飛沫対策

こんにちは。8月担当の渡辺です。
まだまだ新型コロナウィルスの拡大が広がり不安と落ち着かない日々が続いていますね。
感染拡大予防のために不要不急の外出を控えている方も多いと思います。
外出自粛で運動量が減り自宅での自粛生活が長引けば長引くほど体力低下につながります。
また、三密の回避で社会的距離を取ることで仲間とおしゃべりする機会やコミュニケーションの量が減り、認知機能の衰えや口腔機能の低下も引き起こします。

そこで今月は自宅で簡単にできるフレイル予防、なかでも「食べる力の衰え(オーラルフレイル)予防」の一つである「ロングピロピロ」の活用法を紹介します。

ロングピロピロは、ピロピロこと、懐かしの吹き戻しを改良されたもので腹式呼吸ができるエクササイズグッズですが、現在は介護や医療の現場でも使われてきています。 紙筒が最大1mも伸びるため、吹込みにかかる負荷も大きく手軽に腹式呼吸を促しトレーニングできます。

4段階に印が付いていて、ゆっくり深い呼吸をする要領で印の段階に合わせて吹いていきます。

  1. まずはゆっくり深い呼吸を意識しレベル1の印のところで止め、吹き戻します。
  2. レベル2の印で止め吹き戻します。
  3. レベル3の印で止め吹き戻します。
  4. @〜Bに慣れてきたら10秒かけてMAXまでゆ〜っくり伸ばし腹式呼吸を意識し3秒かけてゆ〜っくり戻してきます。

MAXまで伸ばして戻すのはかなり大変ですが、1日10回を目安に繰り返します。




☆腹式呼吸ができると唇などの口の周りの筋肉もきたえられて呼吸が安定するので口腔機能がアップして誤嚥予防にも効果があります。
また、深く呼吸をすることができ、全身の力が抜けてリラックス効果もあるのでストレス解消にもなります。
ぜひ試してみて下さい。

先の見えない自粛生活ですが、フレイルの進行を予防し体と心の健康を保ちましょう。

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20年7月

歯科往診での飛沫対策

こんにちは。7月担当の山崎です。
日々蒸し暑さが増し、マスクを着けているのも苦しいですね。
今年の夏は、新型コロナウイルス休業要請解除後の新たな夏で、どんな夏になるのでしょうか?まだ予測もつきません。

現在、歯科往診は週2〜3回、病棟や在宅・施設など半日で数件行っています。
歯科往診では、口腔清掃・義歯修理・義歯調整など、飛沫感染リスクが高く、在宅患者さんと家族の方は、歯科往診に来てくれることを心待ちにしてくれている反面、私達医療者を介して新型コロナウイルスに罹ってしまうのではないかという不安や恐怖があります。

今月は、歯科往診での飛沫対策予防として防護エプロン活用を報告します。

  1. ヘッドカバー・シューズカバー・フェイスシールドを装着する
  2. 手指消毒後、防護エプロンを着る
  3. グローブを装着し完了 


義歯調整の開始。




義歯を削合する際は、削合物が飛び散らないように袋の中で削合します。



このように、組合員さんから作成して頂いた防護エプロンは、歯科往診で飛沫予防対策として大いに活用しています。
患者さんからは、急に私たちの装備が大袈裟になってびっくりしたという声が聞こえますが、引き続き安心・安全に歯科往診を受診していただくためにも、今後も感染予防に努めていきたいと思います。

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20年6月

新型コロナ感染予防に伴う新しい生活様式と感謝

6月になり梅雨の時期になりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
3月4月5月と新型コロナウィルスの影響で自粛生活が続きました。
これからも感染を防ぐために新しい生活様式に沿って健康を保っていきたいと思います。
世界で推奨される新しい生活様式とは

  日常生活で
     外出時はマスクを着用。顔を触らない。
     ボタンを押すときは指先ではなく関節で。ドアを開けるときはひじや背中で。
  職場で
     食堂など不可欠でない共有スペースは閉鎖する。
     弁当を持参し昼食で外出しない。
  買い物・施設で
     支払いはカードや電子マネーで
     名字の頭文字、住所やナンバープレートで利用時間を決める。
     混雑具合をリアルタイムで知らせる。
  交通で
     交通機関の定員を減らす。
     平日も土日祝日ダイヤで運行する。
  学校で
     手洗い時間を設ける
(英ケンブリッジ大のまとめた事例集やWHOの資料から 朝日新聞5/20より)

生協王子歯科でも来院されたら手洗いマスクの着用をしてもらい、診療前には体調確認で体温を測定、ヨードでうがいをお願いしています。患者さんや私たちのも日頃から感染対策に協力して頂いております。






最近の報道によると防護エプロンの不足がよく言われています。
組合員の方より防護エプロン、フェイスガードの差し入れがありましたのでご紹介いたします。
手作りとは思えぬ出来栄えでとても着やすく、袖の部分もアイロンでしっかりと付いているので動かしやすいです。感染予防で歯科では往診や病院などで活躍をしていきたいと思います。
有難うございました。

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20年5月

新型コロナ自粛中に自分磨きをしてみませんか

こんにちは
5月担当の本橋です。
新型コロナウイルスの為の非常事態宣言により、お家で過ごす時間が増えている方が大半かと思います。
過ごし方は気分次第で楽しめるようになるかと思います。この機会にお口のセルフケアの実力を上げて見ませんか?

先ずは歯ブラシを見直してみましょう。ひっくり返して背後から見た時に、毛が飛び出ていませんか?出ていたら取り替え時ですよ。


次に鏡を見て下さい。お顔は見慣れていると思いますが歯は中々見ないかも知れませんね。歯並びや被せ物を観察しながら歯ブラシを当ててみてください、歯ブラシの毛先が当たらないと歯の汚れは取れません。毛先は歯に当たっていますか?力が強すぎると毛先がそっぽを向いてしまい、汚れを取ってくれません。
優し過ぎるのも同様ですから鏡で確認しながら動かしてみて下さい。
見づらいですが全部の歯の裏表見ながら当ててみましょう。
動かし方は細かく優しくですよ。
歯磨き粉は付けずにやってみましょう。


次は歯と歯の接している所をデンタルフロス・糸ようじで掃除しましょう。
お家に埋もれてないですか?
コツは歯と歯の間に糸を当てたら、ゆっくり優しくノコギリみたいに前後に動かして下さいね。歯ぐきの方向に力を入れると刺さって非常に痛いですよ。




仕上げに歯間ブラシを使いましょう。
歯間のサイズに合ったものでないと入らなかったり痛かったりします、無理のない範囲で使いましょう。
歯間ブラシの先は針金でできています、無理な力がかかると折れますのでこちらもゆっくり入れてみてください。鏡は見ていますか?歯と歯 歯ぐきの間に入れましょう。
曲がって入れても折れますよ。
せめてよく見える前歯だけでもチャレンジしましょう、慣れれば全ての歯間に入れられる様になりますよ。


大分お口がすっきりしてきたんじゃないですか?舌で歯を触ってみましょう、ツルツルになってきましたね。
血が出ることもあります、痛くなければ歯ぐきの腫れのせいかもしれません、続けてみがいてく内に治まるかもしれませんので気長に構えてくださいね。


うがいにも一工夫、お口に水を含んだら、水を右のほっぺた、左のほっぺたに移動させほっぺたを膨らませましょう。
唇と前歯の間にも移動させてみて下さい。唇の力を鍛えられます。
水を捨てたら、舌をベーと前に出して見ましょう、上下左右にも動かして舌の体操。


フレイル予防に効果あります。
お時間があれば北区お口元気体操も参考にしてみてください。
おこもり中に自分磨き!!お家でやれることをしていきましょう。

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20年4月

口腔カンジダ症について

こんにちは
4月担当の渡辺です。
新型コロナウィルスの影響がまだ続いていますが、あちこちで桜が咲いて春を感じるいい季節になってきましたね。


今月は「口腔カンジダ症」についてお話します。
口腔カンジダ症は、唾液の分泌量が低下している時や、歯磨きを長期間行っていない時にかかりやすい病気ですが、近年は高齢者や義歯装着者などでもみられるようになってきました。 カンジダ菌という細菌が口の中で大量に繁殖している状態が続くと発症します。
食べ物を食べていると、口の中や舌に違和感や、痛みを感じる症状が出ます。重症になると、口腔周辺に異常が発生しやすくなります。
口腔カンジダ症には@拭い取れる白い偽膜やカス(白苔)が付着した白いカンジダ症(偽膜性カンジダ症)やA舌が発赤して疼痛や灼熱感(ひりひり)、苦みを伴う赤いカンジダ症(紅斑性カンジダ症)、B粘膜が厚く硬くなる厚いカンジダ症(肥厚性カンジダ症)などがあります。
生協王子歯科では、綿棒で舌、口腔粘膜、義歯などを拭ってバイアル瓶の寒天培地表面に塗りつける方法でカンジダ菌のコロニー数を判定できます。


【採取】

数日後...↓↓



【一つ一つの粒がカンジダ菌のコロニーです。】

*カンジダ菌は常在菌ですので口腔内に生息していても問題はありませんが、その数が多いと口腔や全身へ影響を及ぼします。

お口や義歯の清掃をしても、お口の中の違和感や痛みがある場合は一度ご相談下さい。
カンジダ菌を調べて多かった場合は、口腔衛生指導を行い、必要に応じてお薬(抗真菌薬)をお出しします。
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20年3月

フレイルについて

3月になりました。担当の林です。
今年に入ってからフレイルの学習会が2回程ありました。
フレイルは虚弱、弱さ、老衰、脆弱などと訳されます。
日本老年医学会の発表によると
  ・高齢者の多くがフレイルの段階を得て要介護状態に
  ・早期発見と対処が必要
  ・国立長寿医療センターの調査によると65歳以上の11%がフレイル状態
学習会の話ではフレイルは介入、支援をすることで戻せる状態であり生活機能の 維持向上が可能であるということでした。

平均寿命は男性82歳 女性87歳と年々伸びていますが
健康寿命は男性72歳 女性74歳となりその差は10年ほどあります。
  「長生きしているのに寝たきり状態…」
ということにはできればなりたくないですよね。

しかし
  歳だから食事をするたびにムセるのよ
  歳だから握力が弱くなってペットボトルの蓋があけられないのよ
  子供たちも独立し夫(または奥さん)が亡くなって食事は一人で話し相手がいない
など初めはどうと言う事でもないのですが、少しずつ気持ちも落ち込みこれまで出来ていたことができなくなる。一年たち二年たち体力もなくなると転んで骨折。そして歩けなくなることもありますので、そうならないようにフレイル予防に努めたいです。

今年の冬は暖かい日が多く過ごしやすかったですね。
だんだん春に近づき季節の変わり目で体調を崩しやすいですが、栄養をしっかり取って体に気をつけてください。

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20年2月

歯の表面についた着色、気になりませんか?

2月担当の伊東です。
コーヒーやワインの着色、たばこのヤニは歯ブラシではなかなか落ちないですよね。
当院でも以前は機械につけたブラシで研磨していましたが、かなり手ごわかったのが正直なところです。

そこで昨年導入した「プロフィーメイト ネオ」が凄いです。
パウダーを吹き付けてお掃除するので、歯に負担をかけず簡単にきれいになり体験した方には概ね好評です!

着色汚れの近くにノズルを向けてパウダーを吹き付けます。もちろん痛みはございません。ブラシでは落としにくかった溝の着色も簡単にきれいになります!
ただし・・・一台しかありませんので早い者勝ちなのはあしからず(-_-;)

※表面の着色には有効ですが、しみ込んだものには効果はありません。

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20年1月

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
1月担当、本橋です。

世の中には高齢化社会に向けて様々な取り組みがなされています。バリアフリーやエレベーター等々そんな中で私がみかけた自動販売機をご紹介します。

摂食嚥下障害という言葉は最近知られてきていますでしょうか、

物を食べるということは、食べ物を「認識し」「口に入れ」「噛んで」「飲み込む」までの一連の動作からなります。
私たちの喉は、普段は呼吸をするために利用されているため、肺に空気が取り入りやすいよう開いています。唾液や水分、食べ物が喉に入ってくるタイミングで肺の入り口の蓋を閉じ、同時に食道を開いて飲み込み、胃に送り込みます。
この蓋を閉じると同時に食道を開く時間は、わずかに0.5秒から0.8秒のタイミングで行われています。

これを嚥下と言います。高齢になると、筋肉の低下や認知機能の低下などにより、食べ物をうまく飲み込めない摂食嚥下障害になりやすくなります。嚥下障害の最大のリスクは誤嚥です。誤嚥とは、嚥下障害により、食べ物や飲み物が胃ではなく気管に入ってしまうことです。気管に入った食べ物や飲み物と一緒に細菌が肺に入ってしまうことがあり、中で炎症を起こし、誤嚥性肺炎につながる危険性があります。

嚥下障害をもつ人にとって誤嚥のリスクが最も高い食品は水です。
水はあらゆる食品のなかで、流動性が高く、口や喉でばらばらになる性質を持っています。これにより、水は嚥下のタイミングを合わせにくい食品となり、結果、誤嚥のリスクが高くなります。

水の流動性を抑えるためには、水のとろみ付け(半固形化)が重要となります。とろみがつくと、口の中でまとまりがよく、ゆっくり流れてくれるので、誤嚥のリスクが低減します。

長くなりましたが、そのとろみを自動で、好きな飲み物に付けてくれる自動販売機がありました。嚥下障害のある方はとろみを付ける手間や利便性などから飲みたいものが制限されていて、外出先での水分補給もままならない状態でした。
このような自動販売機が増えれば負担にならず、好きな飲み物を選びあって家族と外出を楽しめるかもしれませんね。

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