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歯科衛生士のコーナー

22年5月

2022年5月ホームページ担当 林です。

5月になり、道を歩いているといろいろな花を見かけるようになりました。ハナミズキやサツキ、つつじなど。散歩をしていても楽しい季節になりました。 待合室から見えるハナミズキの写真です。



さて、噛むことについて考えていきたいと思います。

    昔(昭和初期) 噛む回数は 1420回 食事時間は 22分だそうで
    現代      噛む回数は   620回 食事時間は 11分になります。

現代人はあまり噛まなくても食べられる食品が多くなっています。
調理器具も圧力鍋やオーブン、電子レンジなどで食材を柔らかく、美味しく作るのもがたくさんあります。



よく噛むことで
       脳を刺激し、老化や認知症を予防
       食べ物を細かく噛むと唾液とよく混ざり合い胃や腸の消化を助ける
       噛むことで口の周りの筋肉が鍛えられ成長期においては顎の発育を促す
       よく噛むと少ない量でも満足感が得られるので肥満やメタボを防止

などいいことが多くあります。

よく噛むには
       食材を大きめに切る。〜きゅうりなら千切りを乱切りにしたり〜
       調理の時に加熱時間を短くする。〜食材本来の味を楽しむ〜
       複数の食材を組み合わせる。〜白米より混ぜご飯や雑穀を入れる〜



早く口に入れて食べないと食べた気がしないという方もいるかもしれませんが、
口に入れる一口の量を少なくして噛む回数は同じならトータル咀嚼回数は増えることになります。食べるときに次々に口の中に食べ物を入れず、一口噛んで飲み込んだら、次の食べ物を入れる。つまり、ゆっくりと食べる。お茶やお味噌汁で口の中の食べ物を流しこまない。
なかなかこれまでの習慣を変えることは難しいかと思いますが、私も食材を美味しく食べることに感謝する気持ちで一口一口を大事に食べたいとおもいます。



22年4月

歯周病は昔から人類の悩みの種だった!?

4月担当の本橋です。
面白い詩を見つけました。
韓愈(768-824) 詩人・文学者・思想家・政治家です。

落歯
 去年落一牙 去年は奥歯が一本抜け、
 今年落一齒 今年は前歯が一本抜けた。
 俄然落六七 ちょっとの間に六本七本とぬけてゆき、
 落勢殊未已 歯の抜ける勢いはなかなかやみそうもない。
 餘存皆動搖 あとに残った歯もみなグラグラして、
 盡落應始止 きっと全部抜け落ちるまではおさまらぬらしい。
 憶初落一時 最初に一本抜けたときのことを思い出す。
 但念豁可恥 あの時はただ歯と歯の間がぱかり透いたのを恥ずかしいと思った。
 及至落二三 しかしそのあと二・三本と抜けてゆくにつれて、
 始憂衰即死 このまま老衰して死ぬのではと心配した。
 毎一將落時 そして一本抜けそうになるたびに、
 懍懍恆在己 いつもビクビクした思いにとりつかれた。
 叉牙妨食物 ちぐはぐでものを食べるのに不自由だし、
 顛倒怯漱水 グラグラしてうがいをするのもビクビクものだった。
 終焉捨我落 とうとう私を見捨てて抜けてしまったときには、
 意與崩山比 まるで山が崩れ落ちたような気がした。
 今來落既熟 このころはもう抜けることにすっかり慣れっこになって、
 見落空相似 抜けてもああまたかと思うだけだ。
 餘存二十餘 後に残った二十余本も、
 次第知落矣 次々に抜けてゆくに違いない。
 儻常歳落一 だが仮に毎年一本ずつ抜けるとしても、
 自足支両紀 二十余年は十分に持つ勘定だ。
 如其落併空 もしまた万が一、いっぺんに抜けて完全な歯なしになったとしても、
 與漸亦同指 少しずつ抜けてゆくのと結局は同じことだ。
 人言齒之落  人は言う、「歯が抜ければ、
 壽命理難恃  寿命の方も当然ながらあてにならぬ」と。
 我言生有涯  私は言う、「生命には限りがある。
 長短倶死爾  長寿だろうと短命だろうと結局は同様に死ぬのだ」と。
 人言齒之豁  人は言う、「歯にポッカリすきまが出来ると、
 左右驚諦視  周囲がびっくりしてじろじろみるだろう」と。
 我言荘周云 私は言う、「荘子も言っているように、
 木鴈各有喜 「有用のもの無用のものもそれぞれ長所がある」と。
 語訛黙固好 ものが言いにくくなれば、黙っていられるからかえって都合がよい。
 嚼廢軟還美 噛むことが出来なくなったら、軟らかいものがずっとうまくなるだろう」と。
 因歌遂成詩 そこで歌ったあげくに、この一遍の詩を作り上げた。
 持用詫妻子 ひとつ、妻や子供達に見せびらかしてやろう。

 (現代語解釈 「韓退之全歌集」<久保天随 日本図書センター>より)

この歌を詠んだ頃、彼はまだ36歳だったそうです。歯周病は人類を悩ませ続けているようですね。

もう少し調べると、歯をみがくという習慣は釈迦が弟子に仏前で読経する前に手を洗い、木の枝(菩醍樹の小枝を使い歯木という)で歯を清掃することを指導したのが始まりと言われています。
仏教の伝来と共に歯みがき習慣も日本に伝わり、平安時代には僧侶、貴族、武士の間でおこなわれ、江戸時代には庶民の間にも普及していったようです。

では歯ブラシは?
中国で宋の時代(960〜1279年)に考案されました。それは、牛の角、牛やラクダの骨などを柄に使い馬の毛を植えたものでした。この歯ブラシの元祖が、シルクロードを経てヨーロッパに伝わり様々な変化を経て、1935年にナイロンを開発し、歯ブラシに使い世界中に広まったのです。

韓愈さんの手には歯ブラシは渡らなかったようですね。
治療や予防が確立している現代に生まれてよかったと思いました。

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22年3月

こんにちは5月担当の角井です。

《マスクくちに注意!!!》

【マスクくちの特徴】

・口元の(口周り)のたるみ
・開口(口呼吸)
・口の渇き
・口臭

新型コロナウイルス感染症が流行するなか、マスク生活が習慣化し、すっかり見慣れた日常の光景となりました。

感染対策のうえでマスクをすることは重要ですがマスク生活が長期化すると表情筋を動かす機会が少なくなります。

すると口腔周囲の筋肉も強張りやたるみが出現し、やがては口腔機能の低下を助長することが懸念されています。

また、マスクをしていると鼻呼吸が苦しくなり口呼吸する回数が増え、口が乾く原因にもなります。

さらに3密(密閉・密集・密接)回避のため会食や会話の機会が少なくなりました。

これでは刺激時唾液の分泌量が減って口腔自浄作用(唾液で口の中の汚れや細菌を洗い流す)が低下してしまいます。

そこで長期のマスク生活から口腔機能が低下するマスク口を防ぐために、普段から意識的に口を動かすことをお勧めいたします。

今月はマスク生活で動かす機会の少なかった舌や口の周りの筋肉のストレッチ3つご紹介いたします。皆様も是非やってみて下さい!!

では1つ目のストレッチ

「いー」っと口角を引き延ばす。その後「うー」っと力を入れてる唇をすぼめる。

これを10回繰り返す。口元の緩みを引き締めましょう。





2つ目のストレッチは舌の筋トレです。

口を閉じたまま舌先で頬の内側の粘膜を力いっぱい押す。右→左→右→左と交互に10回行う。





3つ目のストレッチは
頬をふくらまし、すぼめる。この運動を10回繰り返す。
このストレッチはマスクをしてでも出来るので是非皆様もやってみて下さい。





またマスクをしたままでも口を動かし唾液の分泌を促す方法としてはガム(キシリトールガムなど砂糖を使っていないものがおススメ!)を噛むのも良いでしょう。左右の奥歯に交互に移動させ意識して強めに噛みます。無意識に噛んでいるのと比べ、1回1回の強い噛みしめにより、左右の噛む筋肉が鍛えられ唾液の分泌が実感できるとおもいます。

噛む(30秒)→休む(30秒)→噛む(30秒)→休む(30秒)のリズムで10分間繰り返す。

10分ガムを噛むと咀嚼回数は約550回、現代人の1食あたりの咀嚼回数(約620回)に匹敵します。

噛む回数の減少は口腔機能の衰えを加速させるので、口腔機能の維持のためにもお勧めです。

キシリトール100%ガムは当院で販売しておりますので気になる方は是非試してみてください。

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22年2月

お口のトラブルや不安はありませんか?

こんにちは。2月担当の山アです。
一時、昨年末はコロナ感染者が少なくなり落ち着くのかと思いきや、今度は第6波のコロナ感染者が増えていて心配な毎日ですね。
私は新型コロナワクチンのブースター接種も終わりました。
他のスタッフもこれから続々とブースター接種をしていくので安心してご来院下さい。

口の中の粘膜が白い、また出来物が消えない、親知らずが埋伏していて痛みがあるなど・・・
原因が何か分からず、お困りの方はいらっしゃいませんか?
当歯科には現在、口腔外科専門・認定医の歯科医師が常勤で勤務しています。
親知らずの難抜歯、顎顔面の外傷、良性膿瘍の除去、悪性腫瘍の診断などの症例が増えました。
私達、歯科衛生士も今まで以上に外科処置のアシスタントをすることが増え、患者さんのお口の疾患について学ぶことが多くなり、患者さんが気が付く前に先生に相談して大事にならずに済んだという事もありました。



こちらは乳歯がいつまでも抜けずに、腫れて痛みがあるということでした。



この症例のレントゲンを見てみると、乳歯の下にあった永久歯が斜めに埋まっており、事前にレントゲン撮影とCT撮影を行い、乳歯を先に抜歯しまし、埋伏している永久歯も当歯科で抜く予定です。

またこちらの方は根の治療をしても治らず、鼻の下が重苦しいということで来院されました。赤丸部分は根の先の嚢胞とは別の顎骨の非歯原性発育性嚢胞があるという事が分かりました。このような症例でも当歯科で嚢胞を摘出することは可能です。
またこのような膿瘍を摘出した場合、検体を解析してもらい、後日、患者さんに先生からどのような種類の内容物であったかの診断を聞いていただいています。


大学病院でないとできないと言われた事も当歯科で治療が出来ることがありますのでお気軽にご相談下さい。

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22年1月

明けましておめでとうございます。1月担当の渡辺です。

緊急事態宣言が解除され、新型コロナウィルスのワクチン接種率が徐々に高まり感染率も減少傾向となっています。しかし一方で新しい変異株が見つかるなど引き続き予断を許さない状況が続いていますね。
また、この時期は加えてインフルエンザやノロウイルスの予防も必要です。
特に、冬場に多く発生しているノロウイルスについて、職場で毎年行っている対策について報告します。
@まずは、手洗いです。

専用のクリームを塗り、
汚れ具合を確認
いつも通り手洗い
手洗いチェック(光っているところが洗い残し)


新型コロナウィルス対策で普及したアルコール消毒はノロウイルス対策では効果が低いのでせっけんを使った丁寧な手洗いが必要とされています。そこで手洗いをチェックしてみました。
いつも通りにせっけんを使って手洗いをし、専用の機器を使用して見てみると、洗い残しが光るので洗い残しが目で見て分かります。自分ではしっかり洗えているつもりでも意外と洗い残しが多く思わず「こんなに汚れているの?」「わぁ〜。きたな〜い。」という声が多くあがり、改めて手洗いの重要性を確認しました。

A次に嘔吐物の処理の仕方です。
ノロウイルスは感染力がとても強いので感染拡大を防止するため嘔吐物は適正に処理し汚れた床などを適切に消毒しなければなりません。

当院では嘔吐物処理・消毒方法のマニュアルがあるので毎年スタッフ全員で必要物品のセットを使って実際に処理する手順を確認しています。

待合室や診療室で嘔吐した場合、迅速に対処する事で感染の拡大を防ぐ事ができるので手順と役割をしっかり確認し、より効率的にできるように見直して改善をしました。

みなさんも手洗い、うがいをしっかり行って今年も健康に過ごしましょう。


今年もスタッフ一丸となってより良い医療を提供できるように頑張ります。
よろしくお願いいたします!!

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