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歯科衛生士のコーナー

24年3月

なぜクリーニングを定期的にしなければならないの?

歯の表面のクリーニングのようす

歯石取りが一通り終わったのに、なぜ歯のクリーニングを続けなければならないの?と疑問に思っている方もいらっしゃると思います。

今回はそんな疑問をわかりやすく説明していこうと思います。

歯の裏側のクリーニングのようす

歯周病の進行度によって歯石を取っても、深い歯周ポケットが残ってしまうことがあります。歯周ポケットとは歯と歯肉の間の溝です。

歯と歯茎の間の溝は歯周ポケットの絵

健康な歯周ポケット(歯肉溝)の深さは0.5〜2mmですが、4mm以上の歯周ポケットがある場合は注意が必要です。歯周ポケットが深くなればなるほど、細菌は溜まりやすく繁殖しやすくなります。

2oと4oの歯周ポケットでは細菌の数は1万倍違うと言われていますので、歯周病が進行するリスクも高くなるのです。

クリーニングの間隔を決める際、歯周ポケットの深さやご自身での歯磨き(プラークコントロール)がしっかりできているか、また歯肉の炎症(歯肉の腫れ、出血、膿が出ている)はないか総合的に考えて決めていきます。

歯周ポケットが少し深くても、ご自身での日々の歯ブラシがしっかりできていて炎症もなく安定していれば3〜6ヶ月位空けることもあります。またその反対に歯周ポケットも深く、ご自身での歯ブラシが上手くできていない状態で歯肉に炎症が多ければ歯周病が進行するリスクが高いので、1ヶ月に1度は来院してクリーニングをするようにおすすめする事もあります。

健康な歯周組織

健康な歯周組織

このように患者様一人ひとりのお口の状態によってクリーニングの間隔を決めているのです。

疑問に思うこと、質問等があれば是非スタッフにお尋ね下さい。

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24年1月

2024年職員一同

1月・2月号は去年の11月2日に開催したミニ学習会の様子を報告します。
生協王子歯科運営委員会が主催した学習会で久しぶりに実参加にて行いました。
コロナ禍でなかなか集まって活動することは困難でしたが、換気と体温測定、アルコール消毒を徹底して感染対策に気をつけながら行いました。

参加者は11名。職員は5名で担当しました。
オーラルフレイルや口腔機能低下症について学び、オーラルフレイルのセルフチェックを行いました。
また、飲み込む力をみるゴックン検査や噛む力と舌の力をチェックして自分のお口の機能を知る体験もしてもらいました。

食事をするときに無意識に行っている「噛んで飲み込む」という動作ですが、実は歯で噛んでいるだけではなく、唇や舌、頬、顎などの筋肉を使いながら行っている事を再認識していただけたと思います。

オーラルフレイル予防のトレーニング1

オーラルフレイル予防のトレーニング2

次に実際にオーラルフレイルを予防するトレーニングを一緒に行いました。みなさんとても一生懸命にトレーニンングしていました。
お家でも毎日トレーニングを続けて、いつまでも美味しく安全に食べていただけたらと思います。


最後にお口の機能を使ったゲームを行いました。
絵に合った文字をストローで吸い上げて絵に
合わせていくゲームです。
簡単なようでなかなか思うように吸い上げられず
何度もチャレンジしながら笑いも起こり楽しく
行えました。

参加して下さった方と共に職員も一緒に楽しみ、
あっという間に時間が過ぎてしまいました。


☆最近「舌や頬を噛むようになった」とか「滑舌が悪くなった」、「食事の時にむせるようになった」などお口のちょっとした変化に気づいたら歯科医師や歯科衛生士に気軽にご相談下さい。
早めに気づきトレーニングなどを行い対応することで健康に近づくことができます。

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